おはよう

挨拶 CEO

いわつき温泉ジャンボ

ジャンボ!(挨拶)

自称最強も頷けるオモテナシレトロ銭湯

一週間に一回行けているなんて我ながらすごいと感心している。雨だったので露天は気分的に萎え、公共銭湯に切り替え検索、名前に惹かれレッツ訪浴。06/10/2018

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まずご覧いただきたい、門構えから圧倒的なオーラを放っている。レトロ、といえば聞こえはいいが言語化するなら禍々しいといった風がそれらしいだろう。フォントが整っていない、詳細が一通り書かれた誇大な看板、昭和っていうのはすごい時代だ(調べてみたら創業は明治らしい・・でも昭和でも30年前なんだよね)。それでも決してこれは嫌なものではない、いやな書き方をしてしまっている実感はあるけど・・。

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温泉ビルの暖簾をくぐり、階段を上がり、げた箱を上がる、脱衣所に進み、浴場に入る。徐々に徐々に、進むごと更に衝撃的なレトロな原風景に出会える銭湯がこちらなのである。

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さて、浴場に入ると、入り口からカランの導線となっていて、お風呂は抜けた先にL字に広がっている。薬湯、白湯(すわり湯・バイブラ・電気)、水湯、サウナ(有料200円)。天井は低めだったかなあ〜ぎゅっとはしている。

壁画こそないが、温泉の効能や設備について執拗に書かれた掲示が目を惹く。そのレイアウトから中の文言一つ一つを取っても魅力的だ。「県内屈指の温泉(色付け程度のバスクリンではなく生薬を使用している)」「TOTOINAXの最高級の機材」「軟水:磨き上げたリンスのような水を使用」!!すごい!すごいよ女将さん!!! 銭湯(普通公衆浴場)の入浴料金は、終戦直後に公布された「物価統制令」という法令に基づいて、都道府県ごとに知事が統制額(上限額)を決定しているわけなのだけれど、そこに関しても言及していて「県内均一価格である360円(!)の銭湯の中では100円くらいお得かもよ」とのこと・・・これは、同業他社を謬らせようというつもりも(きっと)なく、ましてや奢りなんかでは決してない。これは時代のひとつのおもてなしの精神のように思える。みてみろ、まず現在の埼玉県の統制額は430円で30円ぽっちしかお得感がないだなんてわざわざ書いておくには異様に謙虚な姿勢だ。湯に浸かりながら、ああちょっとだけここを選んでよかったかもなあなんてささやかな自己肯定感を得られるとは、悍しいほどのホスピタリティーだなとおれは思ったよ。設備・温泉・特徴それぞれに、県内唯一だったらピンク色の印が横についてる。粋だわ、完全に。入り口からフロントからレトロな空気感はビンビンにあったが、この至れり尽くせりというか過干渉な人情感に懐かしきあの頃のポンニチを感じたのだった(チンポコを出しながら)。水風呂も冷たく、お湯もいい温度で、交互に浸かるべしです。薬湯もいい香りです。温泉ということだけど示唆されているのはこの薬湯のことで、地下から湧き出たやつではないようです

どうやら上はビジネスホテルになっているらしく、泊まることもできそうだ。カラオケ施設もあるとの表記があった。埼玉県岩槻、何か御用があった時には是非とも立ち寄っていただきたい、告示には何一つ偽りない埼玉屈指の戦闘力を持つ銭湯だと言えよう。

 

最後に:全然こちらの銭湯とは関係ないんだけど、タオルを持ち合わせていなかったから行く途中に100円均一ショップに立ち寄って、すごいものを発見したのよ

圧縮ミニタオル、20枚入り、100円。

えっ、これまじ? 車拭くやつもなかなか優秀だったけど、これやばない?そう思って即購入、めちゃめちゃわくわくで、その圧縮タブレット一粒持って浴室入って、水つけて還元してみたら・・・

ギャツビー。ただのギャツビーの顔拭くやつ。まじでギャツビー。すごい既視感。気持ち大きめのギャツビーの顔拭くやつ

何おれギャツビーもって銭湯いんだよ。風呂入ろうとしてんだよ。体拭こうとしてんだよ。絞っても完全にギャツビーだし。おじいちゃんが可哀想な目で見てくるほどのギャツビー。匂いのしないギャツビー。くしゃくしゃに圧縮されていたギャツビー。個包装されていた小さなギャツビー。封印を解かれることを淡く期待していたギャツビー。銭湯自慢の水で溶いてようやく現れたその正体は、やっぱりギャツビーであった。

GATSBY"(つよそう)

きゅっと小さく絞って鏡の前に置いて、洗髪しながらおれは声もあげずに泣いた。ギャツビーは優しい水流に撫でられ、段差から流れ落ちて排水溝に向かって行く。泡まみれの瞼を微かにあけておれはやつを掬い上げて、シャワーヘッドに被せてやった。厳つい名前のくせして薄くしなやかで華麗なギャツビーは一つの役目を果たし終えたようにその存在感を断ち、おれの側に息を潜ませていた。泡まみれのおれが泡まみれの手でノブを捻ると、ギャツビーは力なくおれの下腹部めがけて飛んできたようだった。気づけば床、まじクソ。これで身体拭けんのかよ(結果全然拭けた) 頭に乗っけてても、とろろ昆布の口溶けレベルに心許なかった(結果バリバリ拭き切れた)(携帯性も抜群だ)(しかし20個で100円とは1枚5円、これは安いのか高いのか)

そんなギャツビーの話(これね)

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まとめ

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いわつき温泉ジャンボ

埼玉県さいたま市岩槻区4-2-23

駐車場あり!

14:00~20:00 水休み

岩槻駅 徒歩5分

 

 

都内の銭湯を敢えて避け、週一で埼玉の銭湯に通ってみているが、やはりこういう町の銭湯は日曜の5〜6時くらいに来るのをお勧めしたい。前にも言った通り、頭の中ではサザエさん笑点のテーマが流れたりもするけれど、嗅覚・視覚など五感をフルに使ってのすたるじやに浸りここ一番徹底的に和むことで気持ちは前向きになって、サザエさん症候群からアヴォイドできること請け合いだ。

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おしまい