おはよう

挨拶 CEO

青木湯

静謐に佇む遺跡のような

f:id:monj:20180629223448j:image

銭湯、入ってきました。色々なことにつかれてしまった〜ふえ〜!そんな仕事終わりの訪浴06/29/2018

場所は川口:東京からの入り口なので県民であれば、いやそうでなくとも仕事終わりに軽い気持ちでいけるでしょう。前から好きな場所ではあったけど、片道20分くらい?東口飲み屋通りとかを歩いたりしてこの街がなお一層大好きになった。まず、西口の公園や川口そごうのレストラン階は、ただならぬ空気を発してる(おれは絶対パワースポットだと信じてる)ので、機会があれば是非味わってみてください!なんか久しぶりに書く感じするなあ 文体定まらない

やはり川口のいいところを風呂にかけて言うなら、並々の湯に入った時のあのザバーて感じ?こう、東京という受け皿からはみ出た人たちがひしめき合っている様子が本当にほんとうに、素晴らしい。言い方考えなきゃでdisでは勿論なく、なんたってあのザバーのお湯だって本当に偉大じゃあないか!あれがあるから気持ち堪らなくなる!それは置いておいて、東京のインフラやらなんやらの便利さだったりステータスだったりそれから生まれる劣情やら嫉妬心やらが渦巻いて、それはなくとも足りない欲望から足し算足し算更には掛け算の思考で不定形に積み上がって歪な、小さなノイズを生み出してカウンターカルチャーを作り出していく、その様子やその成果を今日まざまざと感じさせられた気がする。言うなら東南アジアのどこかの国の繁華街、それはこれまでおれを何度も何度も奮い上がらせてきた場所・・・。スタバ、マック、カラオケ、漫喫、ドンキ、個室ビデオ屋、鳥⚪︎族、磯⚪︎水産、不動産屋にドラッグストア が一挙に会する交点をあなたは今までに見たことがあっただろうか。

f:id:monj:20180630022909j:image

突き抜けて飲み屋や飲食店は乱立している。遅い時間でないものの人の多さも気にかかる。こんな混みいった繁華街なのか川口。てか局地的にここ、そごうとかの裏側。交点から直線n上を移動する点Pにでもなった気分のおれは風呂上がりに飲んだり食べたり出来そうな店を具に観察&物色しながら目的地を目指す。

f:id:monj:20180630023607j:image

七夕祭りもやるみたいだ。しばらく歩くと、急に人気がなくなる!地図上で大きな国道だと思った道はやけに細く、たまに前方に現れるスーパーやチェーンのうどん屋の灯りを目印にしばらく歩を進めた。駅から近くも遠くもない割と分かりやすい場所で、青木湯はその経営をしている。

f:id:monj:20180630024129j:image

銭湯とは得てしてそういうものという事前の心構えは勿論あるが、やはり近隣住民に寄り添うような形で閑静な住宅街の中に生活の光景の一つとしてあくまで自然にぽつねんと佇む。駅前の喧騒とは打って変わっている。外観は洋マンションのようなって感じだ。下駄箱の扉を掴むその瞬間、歴史を感じさせる傘入れが出迎えてくれる。

f:id:monj:20180630024734j:image

暖簾はない。入り口から男女セパレートになっていてこのガラス戸をくぐればきっと番台があるだろう、入る前からそんなことを想像させてくれる。がらっと開けるとお婆ちゃんが番台に座している。言葉を介さず一瞥くれると金銭のやり取りをして、おばあちゃんは面と向かうテレビにずっと夢中たいへん温かくおれを迎え入れてくれた。いきなりクーラーがガンガンに入っている大きな脱衣所。番台スタイルの銭湯はこれがいいね。シンプルで無駄がない。隙がない。休憩所があって、フロントがあって、暖簾をくぐって、ジャングルの奥地に探検に行くようなせり上げられる感覚もたまらないが、いきなりドーンは否が応でも目の前に突き付けられるわけで体は飲み込まれているわけで、いつか友人と栃木を運転していた時に目の前にシカの親子が現れたことがあったがあの不思議な高揚感たらなかった。そんなバイブス。足しげく通った荒川区台東区の銭湯は番台スタイルが多く当たり前になっていたけれども、埼玉のOFURO巡礼を始めて気付いたのはなんとここのフロントスタイルの多いこと、今思うならやっぱりあそこは古きTOKYOの歴史深い下町なんだなあと。さすがだなあと。さあ、青木湯の脱衣所内の壁はコンクリで無機質、真四角。男女吹き抜けで、ババアおばあちゃんの目線の延長線上にテレビがある。埼玉県の公衆浴場の条例の紙が貼ってあったが、湿気のせいか茶色く色褪せている。色もせいあるけどフォントも紙質も内容も、これだいぶ古いやつだと思う。浴室を隔てるガラス戸も全面ガラスで光、入口から入るなりぶわっと広がる開放的な感じを受けた。

浴室 is シンプル。川の字にカランが並ぶ。桶はケロヨン、椅子は緑色のコの字型のやつ。立ちシャワーあり。お風呂は2つ。42~43℃強(体感)のものとちょっとぬるめに温度設定された薬湯。この日は生薬。いいにおいやで~~~。薬湯の素は、茶色のおばあちゃんボタニカル柄の布地の巾着に入って蛇口にひっかかっていた。身体赤くなるほどではないが熱いお湯のほうが自分は好きだ、適度に出たり入ったりを繰り返しのびのび楽しんだ。あと謎にエネルギッシュ、壁画のインパクトがすごい。カラフルな多色のタイルを貼り合わせて出来あがった鳥の絵。ケツから炎を出して飛び回っている。でかい鳥は地面にいる。星がたった一つ地中で瞬いている。なんとも哲学的な、不思議なメッセージ性を感じずにはいられない・・・結局その全ての受信は出来なかった。

この銭湯の壁画、全体の雰囲気はどこかで味わったことがある。静謐で、重厚で、それこそ東南アジアの秘境で見たような寺院の御本尊みたいな。遺跡の奥に鎮座する石像みたいな。アレを彷彿とさせてくれる。来るときも、煩雑というか猥雑?破茶滅茶かつ滅茶苦茶な駅前繁華街通りを越えて、静かな道をそれとなくあるいてやっとたどり着いたわけで、はぁ〜。自分のカランの前で湯冷ましをしながらおれはいつかの想い出とダブらせていた。(リラックスせえ)失礼ながら言うが、浴槽は年季が入っていて、段も親切設計ではない。だがそんな古さにも愛おしさを感じる。番台のお婆ちゃん含め、利用客もとても物静かで湯桶と床のぶつかり合う音だけがこだましている!そんな静謐で荘厳、オーラとしてアカデミックなキャラクター性を持った銭湯であった。啓蒙的というかおれの精神にもすこし光差した、気がした。個人的にはふつーに好みの温度で、生薬のチョイスにぐぐっときたので、総評いい感じ
 

まとめ

f:id:monj:20180702002747j:image

青木湯

埼玉県川口市中青木2-18-35

川口駅より徒歩20分程度

営業時間:15:00~23:30

定休日:5、15、25日

 

f:id:monj:20180702002827j:image

銭湯も多いようなのできっとまた来るでしょう、川口。やったね!

つづく